キャリア・働き方

早番・遅番なしで働ける保育士の職場|固定時間勤務の求人が多い施設と探し方

更新日:2026/09/08 読了目安:約7分 執筆:保育リーチ キャリアアドバイザー

早番・遅番のシフトが負担な保育士向けに、固定時間勤務で働ける施設形態(企業主導型・事業所内保育、幼稚園、学童、児童発達支援など)と、認可保育園で固定時間枠を確保する方法、求人票の見方や面接での交渉ポイントを解説します。

朝7時からの早番の日は5時起き、遅番の日は帰宅が20時過ぎ。週ごとに変わるシフトに生活リズムを合わせるのは、想像以上に体に負担がかかります。子育てや家族の介護、通学や副業、あるいは体調面の理由から「早番・遅番のない働き方がしたい」という相談は年々増えています。この記事では、固定時間で働きやすい施設形態を比較し、認可保育園でも固定時間の枠を確保する方法、求人の見分け方と面接での伝え方を整理します。

早番・遅番のシフト制が負担になる理由

まず、なぜシフト制がつらいのかを整理しておくと、自分に合った働き方が見えてきます。

  • 生活リズムが安定しない: 週によって起床・就寝時間が変わり、慢性的な疲れが抜けない
  • 家庭との両立が難しい: 自分の子どもの送迎や家族の食事時間と重なる
  • 予定が立てにくい: 翌月のシフトが出るまで習い事や通院の予定が組めない
  • 人手不足のしわ寄せ: 早番・遅番は人数が少なく、欠員が出ると担当が集中する
  • 早番・遅番の負担に見合った手当がない: 手当がある園とない園があり、不公平感が出やすい

一方で、シフト制には「平日に休みが取れる」「早番の日は夕方に自由時間ができる」といった利点もあります。自分にとって何がつらいのかを明確にしてから、働き方を選ぶのが後悔しないコツです。

固定時間勤務の求人が多い施設形態

保育の仕事のなかでも、開所時間が短い施設や、そもそも早朝・夜間の預かりがない施設は固定時間で働きやすい傾向があります。

施設形態一般的な勤務時間帯固定時間の実現しやすさ特徴
幼稚園8時〜17時前後高い預かり保育担当は遅めの時間になることも
企業主導型・事業所内保育企業の就業時間に準じる高い企業の休日に合わせて休める場合が多い
児童発達支援・放課後等デイサービス9時〜18時前後高い療育の知識が求められる、送迎業務がある場合も
学童保育昼〜19時前後中午後から夜にかけての勤務が中心
病院内保育病院の勤務体系による低〜中夜勤や24時間対応の施設もある
認可保育園7時〜19時前後園による中番固定の枠を設けている園もある
小規模保育園7時〜19時前後園による職員数が少なく全員でシフトを回すことが多い

特に企業主導型・事業所内保育は、勤務先企業の就業時間に合わせて開所するため、8時半〜17時半のような固定時間が基本の施設が多く、固定時間を希望する方に最も勧めやすい形態です。幼稚園は、幼稚園教諭免許が必要になる場合が多い点に注意してください。

アドバイザーのひとこと 「固定時間で働ける施設に移りたい」というご相談で、児童発達支援や放課後等デイサービスを勧めると「療育は未経験なので不安」と言われることがよくあります。ただ、保育士の資格と担任経験は療育の現場で非常に重宝されますし、研修体制のある事業所も多いです。施設形態を広げるだけで、選択肢は一気に増えます。

認可保育園で固定時間勤務を実現する方法

「認可保育園で働き続けたいけれど、早番・遅番は外したい」という方も多いはずです。認可保育園でも、次のような形で固定時間が実現できる場合があります。

  1. 中番固定の正社員枠: 9時〜18時など、早番・遅番を担当しない枠を設けている園があります。求人票に「固定時間」「中番固定」「早番・遅番なし」と明記されているかを確認しましょう。
  2. 時短勤務制度の利用: 育児中であれば、短時間勤務制度を使って勤務時間帯を固定できることがあります。
  3. パート・短時間勤務: 時間帯を指定できるパートなら、固定時間にしやすくなります。
  4. シフトの一部免除を交渉する: 「早番は可能だが遅番は難しい」など、片方だけ免除してもらう交渉は通りやすいです。

固定時間で働く職員がいると、他の職員に早番・遅番が集中しやすくなるため、園によっては固定時間の職員に手当を付けない、あるいは賞与の査定で差をつけることがあります。条件を確認したうえで、納得できるかどうかを判断してください。

求人票で固定時間勤務を見分けるポイント

求人票には、固定時間かどうかが分かりにくい書き方をしているものもあります。次の点を確認しましょう。

  • 勤務時間の記載: 「7:00〜19:00の間で実働8時間」はシフト制、「9:00〜18:00」のように一つの時間帯だけならほぼ固定時間です。
  • 「シフト制」「早番・遅番あり」の有無: 明記されていれば、固定時間は基本的に難しいと考えてください。
  • 開所時間: 開所時間が長い施設ほど、シフトの幅が広くなります。
  • 雇用形態ごとの記載: 正社員はシフト制、パートは固定時間、と分かれている求人もあります。
  • 「応相談」の記載: 「勤務時間応相談」なら、固定時間の交渉余地があります。

保育リーチでは、働き方の条件として「固定時間(早番・遅番なし)」で絞り込めるようにしています。まずはこの条件で検索し、気になる求人は園に直接確認するのが確実です。

面接で固定時間を希望する際の伝え方

固定時間を希望していることは、面接の早い段階で正直に伝えるのが基本です。入職後に「実は遅番はできません」となると、園も自分も困ってしまいます。

伝えるときのポイントは次の3つです。

  • 理由を簡潔に添える: 「子どもの送迎のため」「家族の介護のため」など、事情を一言添えると園側も配慮しやすくなります。
  • 可能な範囲も示す: 「遅番は難しいですが、早番は月に数回なら可能です」のように、協力できる範囲を伝えると印象が良くなります。
  • 長期的な見通しを伝える: 「子どもが小学生になったらシフトにも対応できます」など、将来的な変化も共有しておくと、園側は採用しやすくなります。

固定時間を条件にすると、応募できる求人は減ります。ただ、無理をして体調や家庭を崩すより、条件に合う園を丁寧に探す方が、結果的に長く働けます。

アドバイザーのひとこと 固定時間を希望される方には、「勤務時間」だけでなく「行事の土曜出勤」と「会議の時間帯」も確認するようお伝えしています。平日は固定時間でも、月に何度も土曜出勤があったり、18時以降に職員会議があったりすると、生活への影響は大きいからです。

よくある質問

Q. 固定時間勤務だと給料は下がりますか?

正社員で固定時間の枠がある場合、基本給が下がることは一般的には少ないですが、早番・遅番手当が付かない分、シフト制の職員より手取りが少なくなることはあります。パートの場合は時給制なので、勤務時間に応じた収入になります。

Q. 固定時間で働きたいと言うと、採用されにくくなりますか?

シフト制が前提の園では不利になることもありますが、固定時間の枠を設けている園や、企業主導型保育・幼稚園・児童発達支援などでは条件として問題になりにくいです。希望を伝えたうえで採用してくれる園を選ぶ方が、入職後のミスマッチを防げます。

Q. 小規模保育園は固定時間で働けますか?

小規模保育園は職員数が少ないため、全員でシフトを回すのが一般的で、固定時間は難しい園が多いです。ただし、パート職員として時間帯を指定して働く形なら可能な場合があります。正社員で固定時間を希望するなら、複数園を運営する法人や中番固定の枠がある園を探しましょう。

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タグ:固定時間 残業 ママ保育士 企業主導型 学童 転職の準備

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